日向の読書手帳

毎日好きな本について紹介してます。

風邪引きました。


こんばんは。

日向です。



なんか風邪を引いたみたいです。

最近ずっと鼻水が出てて
「風邪っぽいな」とは思っていたんですが、

やっぱり風邪でした。


今東京で連泊しているのですが、
1日を狭い部屋の中で終えました。


虚しい、、、。


多分、日本全国の異常な暑さが原因です。

私の泊っているところでも
「高温注意報が出ているから気をつけてください」
という町内放送のようなものを聞きました。


こんな中、外で働いている方とか
本当に危ないですよね。

でも住宅街の工事とかって
昼間の決まった時間帯にしかできないとか
規定があるらしいですね。


しょうがないけどしんどいですよね。


私も明日は予定があるので、
熱なんか出さないよう適当にやっていきます。


みなさんも気張らず、

適当に。



おやすみなさい。

No.8:「内定力」


こんばんは。

ヒナタです。


今日は「内定力」の著者の光城悠人さんの
セミナーを受けていました。



そこで今までの自分を振り返りながら
自己分析をしていたのですが、


意識していなかった自分に気づき、
とても大きな収穫がありました。


その光城さんの書いた「内定力」なのですが、
タイトルと表紙がとても写真に収めたい代物ではなく、

今回はブログだけでアップしようと思います。(笑)



_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _




「就職活動って何ですか?」



最近そのことを考える機会が多く、
誰がこんなにもつまらない活動を推奨したのか疑問でした。

だって、
みんなが面白くもない話をして、
着たくもないスーツで硬い表情をする。


モノクロで寂しくないですか。

私は寂しいです。



でもそれは、
私がみんなに合わせようとか、
自分じゃない全体を意識していたからだと気づきました。


私は国際系の学科で学んでいるので、
他の学生よりはとんがってると思ってました。

でもそうじゃなくて。

結局みんなと似たような
「就活」をしていました。



光城さんは

「自分が何を大切にしてきたか、
どのように他の人と違う価値を生み出せるのか」

これをするだけでいいと言ってくれました。



自分としては納得した答えでした。


それには
黒と白のスーツも
ノックの回数も
素晴らしい敬語も

伴いません。



私は自分を含め、
就活生みんなに自分でぶつかってほしいと思いました。



_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _




光城さんは、
「猿基地」という京都の居酒屋を営んでいます。

そこには迷っている就活生や、
同じく迷っている社会人が沢山訪れるそうです。


一人で考えることも勿論大切ではありますが、
人にアウトプットするだけで見方が変わることもあります。



私も近々友人と行こうと思うので、
皆さんも行ってみてはどうでしょうか。

No7:「密やかな結晶」

 

こんばんは。

 

ヒナタです。

 

 

今日は京都から名古屋を経由して

東京にバスで向かってます。

 

私、バスって苦手だったんですけど

最近の就活でお世話になって

今では何の苦痛も無くやってます。

 

 

そこで、

移動中に一気読みした本があるので

今日はそちらを紹介したいと思います。

 

 

______________________________________

 

 

 

No.7:「密やかな結晶」

 

 

f:id:bookblog_pokupokuhinata:20190524211917j:image

 

 

記憶狩りによって消滅が

静かにすすむ島の生活。

人は何をなくしたのかさえ

思い出せない。

 

何かをなくした小説ばかり書いているわたしも、

言葉を、自分自身を確実に失っていった。

 

有機物であることの人間の哀しみを

澄んだまなざしで見つめ、

現代の消滅、空無への願望を、

美しく危険な状況の中で描く傑作長編。

 

 

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

 

 

 

小川洋子さんの「密やかな結晶」です。

 

私は読んでいる間

はっきりとしない不安を感じていました。

 

 

次は何が消えてしまうのか、

消えた先はどうなるのか、

「わたし」はどうなるのか。

 

ですが、

読み進めていくうちに

不安であっても

種類の違う、

諦めを含めたものに変わっていきました。

 

 

この本の中では

「わたし」の書いた、

声を失った彼女とタイピストの恋人の小説と

同時並行に進んでいきます。

 

その内容が進むにつれて、

現実で起こっていることとの対比となり、

「わたし」の心の衰弱を感じます。

 

 

そして、

「わたし」の語りでも

徐々に何かが失われていること、

彼女自身は失われていることに気づかないことが

哀しく描かれています。

 

 

「思い出せない」と言えるうちは

まだ記憶に形を留めています。

「思い出せないことを思い出せない」ということが

本当の意味での記憶からの喪失だと思います。

 

私たちはきっとまだ

前者が多いと思います。

それ故に、

この物語に不安感を覚えるのだと思います。

 

「思い出せないことを思い出せない」

それはとても悲しいことだと思います。

 

 

すごく色々なことを考えされられる物語でした。

細部まで美しい文章で、

日常の中に慈しみを感じられるものでした。

 

 

恋の話でもあり、

小説家の話でもある。

 

また、

自分についても考えさせられる

すごく素敵な小説なので、

多くの人に読んでもらいたいです。

 

 

No.6:「秘密」

こんばんは。

ヒナタです。


「そういえば、
自己紹介だけの記事とか
最初に書くの忘れたな」

と思って後悔中です。(笑)



なので、
近々書こうかなとか思ってます。


本音は読み溜めた本が少なくなってきて
書くことなくなりそうなのもあります、、。



_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _



今日紹介するのは、


林真理子さんの「秘密」です。


なんとなくタイトルがミステリアスで、
人間関係どろどろしてそうだなと思って購入しました。


最初に言っておくと、
あまり好きではありませんでした、、、。

もしかしたら私にはまだ早かったのかもしれませんが、
なんか読んでで、
「続きが気になる!」
という感情にならなかったんですよね。


とりあえず、
あらすじから紹介していきます。



_______________________________




No.6:「秘密」



f:id:bookblog_pokupokuhinata:20190523234148j:plain



「なんて下品なの。
たった五人しかいないテーブルなのに、
寝たカップルが四組もいるのよ」
二つのカップルと一人の女。
恐怖の晩餐会の幕が上がる。

“秘密”をテーマに八つの作品を選び出した、
当代きっての恋愛小説の名手が描く珠玉の短編集。

昔付き合っていた恋人とか、
ただ身体の関係を持っていただけとか、

まぁ生きてればそんなことあるよね
って感じです。


タイトルや帯がすごく
どろどろ感があったので
反動で物足りないぐらいでした。


これを読んでいて思ったのは
女性の嘘のつき方の上手さです。

そして、
秘密を守るときの
和やかな中に感じる
緊張した空気感です。


_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _


思っているよりも
あっさりした内容なので、

過度な刺激を求めない方には
おすすめできるかもしれないです。



すごく簡素に終わってしまった、、、。(笑)

No.5:「奇跡の人」

こんにちは。

ヒナタです。


私は現在就職活動中なのですが、
嬉しいことに今日、
ある会社から内定のご連絡をいただきました。

人事の方が本当に良い方で
一緒に私の内定を喜んでくださって、
すごくハッピーでした。

というご報告です。(笑)



_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _



今日紹介するのは、

原田マハさんの「奇跡の人」です。


結構前に読んだ作品なのですが、
すごく印象的で未だに記憶に残っています。



________________________________



No.5:「奇跡の人」



f:id:bookblog_pokupokuhinata:20190522235144j:plain


アメリカ留学帰りの去場安のもとに、
伊藤博文から手紙が届いた。

「盲目で、耳が聞こえず、口も利けない少女」
青森県弘前の名家にいるという。

明治二十年、
教育係として招かれた安はその少女、
介良れんに出会った。

使用人たちに「けものの子」のように扱われ、
暗い蔵に閉じ込められていたが、
れんは強烈な光を放っていた。

彼女に眠っている才能を開花させるため、
二人の長い闘いが始まった。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _



ヘレンケラーの日本版です。
あらすじからもそのことが読み取れると思いますが、
読み進めていくとそれ以上のものがあります。


三重苦のれんの教育係として雇われたのは
自身も弱視である安。

物語の背景としては明治時代の
まだ女性の活躍が好ましく思われず、
障がいに対しての理解も乏しいかった頃です。

その中でこの二人の成長と
周りの人々の変化に心を打たれます。


私は安の強さに圧倒されました。
そして、安に応えるようにれんが強く強く成長していきます。

逆境に対する安の姿勢に
勇気をもらい、
ページをめくるごとに涙が出ました。


安とれん、そしてキワ、
互いを想う心に感動しました。



生きる力を与えてくれる本でした。
何か辛いことがあった時にはまた読み返そうと思います。

皆さんも苦しい瞬間が訪れた時、
この本を読む選択をしてほしいなと思います。

No.4:「暗いところで待ち合わせ」

 

 

こんにちは。

ヒナタです。

今日は乙一さんの

「暗いところで待ち合わせ」

紹介したいと思います。

さっき調べてて知ったのですが、

2006年に映画化されてたんですね。

この作品が映像化されるのって

どんな風になるのだろうと興味が湧きます。

特に音の少ない場面が多いので、

表現の仕方が気になります。

では、「暗いところで待ち合わせ」の紹介をしていきたいと思います。

 

 

_________________________________

 

 

〜No.3:「暗いところで待ち合わせ」〜

 

 

f:id:bookblog_pokupokuhinata:20190521210833j:plain

 

 

視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。

職場の人間関係に悩むアキヒロ。

駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。

 

犯人として追われるアキヒロは、

ミチルの家へ逃げ込み、居間の隅にうずくまる。

他人の気配に怯えるミチルは、身を守るため、知らない振りをしようと決める。

そして奇妙な同棲生活が始まる。

 

ミステリーの要素を含んだヒューマンラブストーリー。

 

 

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

 

 

 

この本をミステリーだと思って

レジに持って行きました。

 

多分この本の表紙が心地よくなかったから

カバーを外してしまったのかなと思います、、。

 

私は正直、

作家さんに詳しくないので

乙一さんのことも知りませんでした。

 

なんだかホラーやミステリーの要素がある作品が多いらしいですね。

今度そちらも読んでみようと思います。

 

 

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

 

 

先ほども書いた通り、

ミステリーだと思って心して読んでいたら

予想外にも人間の優しさを感じ、

良い意味で裏切られました。

 

 

ミチルとアキヒロは他人であり、

更には侵入者としてアキヒロの存在です。

 

最初は「家の中に誰かがいる」ということに

ミチルは警戒しながら生活しています。

 

しかし、アキヒロがミチルを助けたことをきっかけに

アキヒロは徐々に受け入れられていき、

食事を共にしたりと、共同生活が始まる。

 

その生活の中で

ミチルにも大きな変化をもたらしましたが、

さまざまな人間に変化をもたらします。

 

この心情や行動の変化も

見ていてすごく面白いです。

 

また、表面的なだけを信じていると

最後に思いもよらないラストになるので

そこも読んでいただければと思います。

 

 

ネタバレに近いですが、

私もニュースに惑わされないようにしようと思いました。

 

 

 

 

 

No.3:「ぼくの嘘」

 

こんばんは。

ヒナタです。

 

このブログを毎日投稿にしようと決めていたのに

機種変更に手こずって駄目でした。

しかも二日も明けてしまって、

典型的な三日坊主で終わる奴だと

見定められないように

日々つらつらと書いていこうと思います。

 

 

今日紹介するのは

友人から預かった本で、

「ぼくの嘘」

という藤野恵美さんの作品です。

 

この本のあとがきを読んでいて

知ったのですが、

 

「ぼくの嘘」は

二作品に物語が続いており、

 

もう一つの

「わたしの恋人」

を先に読んでから

本作を読むべきだそうです。

 

 

友人にそのことを伝えたら

「前作読まないまま渡したっけ?」

みたいなことを言われて、、

 

どうせなら

見るべき順番で貸してほしいものです。

 

次会うときに持ってきてくれるそうなので

それまで楽しみに待っていることにします。

 

 

________________________________

 

 

 

~No.3:「ぼくの嘘」~

 

 

f:id:bookblog_pokupokuhinata:20190520233857j:plain

 

 

 

笹川勇太は親友の恋人のことが

好きになってしまった。

 

笹川勇太はその想いを寄せる相手を巡る弱みを、

学内一の美少女である、

結城あおいに握られてしまった。

 

そんな彼女も、

自分の恋は順調ではない。

 

 

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ 

 

 

この本の読み始めの印象は

よくある設定のラブストーリーで

おそらく二人がハッピーエンドを迎えるのだろうな

と思っていました。

 

 

「学校一の美少女」と呼ばれるあおいは

ルックスに比例したような

自信と確信に満ち溢れている。

 

対照的に、

オタク気質で非モテ属性の勇太は

情けなくもあおいに振り回されていく。

 

ですが予想外の展開となり、

ラストは思わず一人で

「えっ」と声を漏らし、

感動してしまいました。

 

予想できるはずのことではあったのですが、

物語の中にいると

忘れてしまっていました。

 

タイトルもすごく良い演出をしています。

 

 

物語は、

笹川勇太の「ぼく」と

結城あおいの「あたし」の

それぞれの視点から描かれています。

 

この描写は

恋する人の視線の動きを感じます。

みんなこうやって

「好き好きビーム」を出したり、

逆にビームを出すまいと視線を外すのか、

と自分の行動を振り返ったりしました。

 

 

そして、

そうでありたい自分と

今存在する自分との差異に

困惑する感情についても

考えさせられます。

 

自分はそうでありたい自分や

自分として認めている自分の他に、

自分の中でそうではないと思いたい

自己ではない自己の存在があります。

 

そのような心の動きを

恋愛を通して

二人は気づいていきます。

 

個人的にはすごく共感したので、

その部分も

是非読んでいただきたいな

と思います。

 

 

私も今日、

元恋人が女の子を連れている場面を見てしまい、

 

好きであることを知られてはいけない、

好きであってもどうしようもない、

そういう思いが

勇太とあおいの恋愛と重なって、

一人どうしようもない気持ちになりました。

そんな気持ちに

二人が同士として手を差し伸べてくれるようでした。

 

 

また、「わたしの恋人」を読んだら紹介するので

この作品に対する見方がどう変わったかをお伝えできればと思います。